《中段》
左の扉裏は、エッグホルダーが付いています。この当時は冷蔵庫が普及しておらずタマゴは常温保存していました。
扉の中には「小麦粉入れ」がフィットされていて、ノブを前後に動かすと中の網が動き小麦粉を振るった状態で出すことが出来る「シフター」機能もあります。
右側はロールダウン式のシャッターのようになっており、プッシュボタンを押してロックを解除して扉を下げます。
左の扉のクリップ式ハンドルはしっかりとした良い状態で、右のロールダウン式のシャッターも動きはスムーズです。
《カウンターテーブル》
中段と下段の間にはホーロー加工されたスライド式のカウンターテーブルがあり、必要な時には引き出して奥行41pのテーブルとして使うことが出来ます。
ホーローの状態は少し染みの入った箇所はありますが、剥がれは無く、かなり綺麗な状態です。
《下段》
左側は中央に仕切り板が1枚入ったドロワー1段。
仕切り板に少し湾曲があるのと、仕切り板を差し込む奥の溝にグリーンのフェルトのような素材が付着していますが、ドロワーの内側は全体的に綺麗な状態です。
その下の扉の中は、底にブリキを張り付けた収納スペースと、木製のスライド式カッティングボード(まな板)が付いています。
扉の内側は、傷が入っている箇所があり、通気口の取り付けのネジが2か所飛び出した状態です。
右側は3段のドロワーで、ドロワーの前面以外はブリキ製で内側がホーロー仕上げとなっており、一部剥がれた箇所があります。
上段の2つ、下段左の合計3枚の扉にはデザイン性のある通気口が付いています。
通気口1つにネジ止め穴は3か所ありますが、上段の2つには1か所ネジがありません。
下段左側にはアイアンの棒状のフックが収納されているのですが、これが何の為に使われていたのかは不明です。
右側には約縦12px横5cmx厚2pの木製の台が取り付けられています。これは想像の範囲ですが、コーヒーミルや、ミートミンサーなどを取り付ける為に後で付けたのではないでしょうか?
木の部分は全てオーク材、金具はすべて真鍮製で全体に非常にしっかりした造りです。
脚には同じく真鍮製のキャスターが付いていますので移動が楽に行えます。
中段から上と、カウンターテーブルから下の2つのパーツに分かれており、両サイドでネジ止めして組み立てられています。
ただ、本来でしたら片側上3+下3の計6カ所をネジで固定するのですが、左側は上下共1カ所づつ、右側は上の2カ所が、古いネジが折れて本体の中に埋まっておりネジ止めが出来ていない状態です。
現在の状態のままでも通常はグラグラ動く訳ではありませんが、大きな地震などの対策は別途必要かと思います。
それぞれの細かい部分は下の画像を拡大してご確認下さい。
※画像をクリックしていただくと大きく表示されます。
■価格
◇396,000円 (税込)
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